ライオンズクラブとは

【 LIONSの意味は 】

「Liberty Intelligence Our Nation’s Safety」
(自由を守り、知性を重んじ、われわれの国の安全をはかる)

の頭文字を並べたもので、これがライオンズクラブのスローガンとなっています。

【 ライオンズクラブの目的は? 】

「奉仕」こそが、ライオンズクラブのメンバーである私たちの生命であり、使命です。

国連が1945年に組織されたとき、ライオンズクラブ国際協会は多くの分野で重要な役割を果たし、1947年以来、国連・経済社会理事会に対して、非政府団体の一つとしてライオンズクラブ国際協会が顧問的立場にあります。

また、盲人その他視力障がい者への援助は、1925年の年次大会で、ヘレン・ケラー女史が盲人のための援助を訴えて以来、長年の間、ライオンズにとって主要な奉仕活動となっており、発展途上国の子供の失明を防ぐための病院建設等大きな成果を上げております。

奉仕活動は、社会が必要とする全方位にわたり、地球環境問題改善、献血・骨髄バンクへの協力、献眼・献腎など臓器移植、薬物乱用防止、スポーツ奨励等の青少年健全育成、高齢者福祉、身しょう者福祉、救急救命士育成・災害ネットワーク形成等災害に対する緊急対策、発展途上国への小学校建設等の国際貢献等々、行政の手が及ばない分野にも、過去の経験にとらわれず、次々とタイムリーな活動をしております。

【 ライオンズクラブの活動は? 】

各クラブは、その地域社会で真に要求されていることを、その目で、耳で、足で探し出し、その奉仕の方法を研究し、実践します。

奉仕は会員個人が、日常、職域、人間関係を通じて行うだけでなく、クラブのチームワークを発揮して行うことにより、また、同一地域に複数のクラブがあるときは協力することによってさらに有意義となり、効果を収めることができます。

私たちはこれを「アクティビティ」と呼んでいます。このアクティビティこそライオンズクラブの奉仕活動の特色です。

つまり、ライオンズクラブは単なる社交クラブでもなく、寄付団体でもなく、また慈善団体でもない、国際協会を構成する一単位で、クラブの会員の力を集結して諸般のアクティビティを実行する国際的な社会奉仕団体なのです。

【 新橋ライオンズクラブの歩み 】

1952年3月5日、フィリピンマニラLC(1949年設立)のスポンサーにより東京LCが日本で最初に誕生しました。

当時ライオンズ精神とその活動が一般には理解されず、先輩達はその展開に苦労されましたが歴代のメンバーの絶大な努力により5 年目の1957年1月30日、東京LCより12 名が移籍、29名の新メンバーが加わり計41名のメンバー構成にて、都内では2番目、全国では39番目のLCとして誕生したのが新橋LCです。同年2月には渋谷LC、4月は日本橋LCが発足してCNは6月28日合同にて行われました。

当初の事務所は初代会長、L奥山清平氏が経営される株式会社東京ニュース通信社の社屋の2階の一部が提供され各々の会合及び事務処理が行われていました。

例会は新橋第一ホテルと定められ日本の鉄道発祥の地名に因み、辨慶号機関車を象るクラブバナーとバッチを制定、奉仕活動に情熱を燃やし、一方では精力的なエクステンションを展開、1958年6月29日に熱海LC、同年11月14日に丸の内LC、翌年8月17日に関東LCの3LCを生み、7年後には東京オリンピックを機に三田LCを1964 年5月22日よりスポンサーしました。又地域社会にも活発なアクティビティを情熱的に展開し、特に各周年記念として右記の通り現在も立派にその功績を残し各団体へ浄財を贈り続けております。

☆10周年記念(1967年3月25日)
銀座4丁目交叉点の一角
「心身障害者に愛の手を」
ライオン像レリーフの募金箱
管理運営「社団法人 東京都身体障害者団体連合会」

☆15周年記念(1972年10月14日)
新橋駅西口広場
「愛のライオン像」募金箱
管理運営「社会福祉法人 港区社会福祉協議会」

☆20周年記念(1976年9月30日)
新橋駅西口広場
「愛の像と泉」
平和をモチーフとする母娘のブロンズ像と泉

なお1970年東京で第52回国際大会開催を機に例会場を帝国ホテルに移し、多くのメンバーが世界大会のリーダーシップをとって活躍しました。

続いて1986年には設立30周年記念を機として330-A地区に地区ガバナー尾平聰男氏を送り地区への協力シップを執りました。50周年記念行事は、2007年3月20日、帝国ホテル「富士の間」においてクラブ会長L伊藤赳、実行委員長L風間昭のもと、駐日フィリピン大使をお招きし、盛大に開催されました。記念アクティビティとしてLCIFより交付金5万ドルを受け、フィリピンに幼児教育充実のためのデイケアセンター8棟寄贈(総額16,327,779円)を実施しました。

60周年記念行事として、2017年4月10日、帝国ホテル「富士の間」においてクラブ会長L外山一宏、実行委員長L浅井洋一郎のもと、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本名誉会長 細川佳代子様に「スペシャルオリンピックスの魅力」という演題で記念講演を頂き、式典、祝宴には350名超のメンバー、関係者にご出席を賜りました。記念アクティビティとして、MJF100%(メンバー全員LCIF1000ドル献金)を行い、他にスペシャルオリンピックス日本、NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン、社会福祉法人 長岡福祉協会、福祉プラザさくら川、NPO法人 乳房健康研究会にそれぞれ金一封を贈呈しました。

このように、その由緒と名誉を自覚しながら幾多の変遷を越え多土済々のメンバーを擁し、日頃より地域の福祉、生活、文化の向上にも積極的な奉仕を続け、各方面に多額のアクティビティを行って今日に至っています。